釣り人は魚を釣る。
でも。
釣った魚を自分でさばいて食べている人は、実は多くない。
「釣り=魚を食べる」
そう思われがちだが、現場感覚ではそうでもない。
では実際。
魚をさばける釣り人は、全体の何%なのか。
さばけない人は、釣った魚をどうしているのか。
あまり語られない現実を整理する。
魚をさばける釣り人の割合
結論から言うと。
魚を一通りさばいて食べられる釣り人は、全体の約30〜40%前後
と推定される。
ここでいう「さばける」とは。
・ウロコを取り
・内臓を処理し
・三枚おろし、もしくは用途に合わせて切れる
このレベル。
一方で。
・血抜きだけできる
・頭と内臓は取れる
・アジだけなら何とかなる
この層を含めると。
50%弱まで広がる。
しかし。
「魚種を問わず、自信を持ってさばける人」
となると、一気に減る。
さばけない釣り人は意外と多い
残りの。
約60〜70%の釣り人は、魚を自分でさばかない、もしくはさばけない。
これは決して珍しいことではない。
むしろ今の時代では自然な流れとも言える。
理由はいくつかある。
さばけない理由① 家庭環境の変化
昔は。
家に包丁があり。
親や祖父母が魚をさばいていた。
今は違う。
・家庭で魚を丸ごと買わない
・切り身文化が当たり前
・調理済みが主流
「見て覚える」機会がほぼ無い。
だから。
釣りはするが、魚は触れない。
これは珍しくない。
さばけない理由② 生臭さ・内臓が苦手
釣りは好き。
でも。
・内臓が怖い
・匂いが無理
・血が苦手
この層はかなり多い。
特に。
アオリイカは触れるが、魚は無理。
という人もいる。
釣りと調理は、まったく別スキル。
そう割り切っている人も多い。
さばけない理由③ 「面倒」の壁
釣りから帰って。
・道具を洗い
・片付けをして
・さらに魚をさばく
正直、疲れる。
特に冬。
寒い中で釣りをした後は。
「今日はもう無理」
となる。
だから。
釣るけど、さばかない。
さばけない人は魚をどうしているのか
では。
釣った魚はどうなるのか。
主にこの4パターンに分かれる。
① 家族・知人に渡す
最も多いパターン。
・実家に持って行く
・魚をさばける知人に渡す
自分は釣る専門。
食べるのは誰か。
この分業スタイルは意外と多い。
② 釣り場で配る
堤防や磯で。
「持って帰ります?」
この一言で魚が消える。
特にアジやグレはこの傾向が強い。
③ 店・加工サービスを利用する
最近増えているのがこれ。
・魚を持ち込んで加工してもらう
・氷や保存を含めてプロに任せる
「美味しく食べたい」気持ちはある。
でも自分ではやらない。
合理的な選択。
④ そもそも持ち帰らない
キャッチ&リリース。
もしくは。
・写真だけ撮ってリリース
・最初から食べる気がない
釣りを
「食のため」ではなく
「体験・引き・時間」と捉えている人。
この層も確実に存在する。
さばけるかどうかで、釣りの世界は変わる
魚をさばけるようになると。
・釣れる魚の見方が変わる
・鮮度への意識が変わる
・氷や締め方にこだわるようになる
結果として。
釣りが一段深くなる。
逆に。
さばけなくても釣りは成立する。
どちらが正解という話ではない。
まとめ
魚をさばいて食べられる釣り人は。
全体の約30〜40%。
さばけない人は。
・家族に渡す
・配る
・プロに任せる
・持ち帰らない
それぞれのスタイルで釣りを楽しんでいる。
ただ一つ言えるのは。
「釣った魚をどう扱うか」で、釣りの価値は大きく変わる。
そこまで含めて釣り。

