釣り人の間では「南紀のアジは美味い」というのは定説です。
しかし、その中でも**「1月のアジ」が別格**であることは、意外と知られていないかもしれません。
寒風吹きすさぶ冬の海ですが、この時期のアジには釣り人を虜にする理由があります。
それは、まるで大トロのように脂が乗った身質です。
今回は、冬の南紀で狙える「幻のトロアジ」こと、尺アジの魅力についてご紹介します。
なぜ1月の南紀アジは「最強」に美味いのか?
一般的なアジの旬は夏と言われることが多いですが、南紀の冬アジは一味違います。
水温が下がるこの時期、魚たちは寒さに耐え、越冬するために体に栄養を蓄えます。
プランクトンが豊富な南紀の海で育ったアジは、この時期、全身に上質な脂をまといます。
包丁を入れた瞬間にわかる、包丁にねっとりと絡みつく脂。
これこそが、1月のアジが「最強」と言われる所以です。
30cm超えは幻?「トロアジ」と呼ばれる尺アジの正体
堤防釣り師の憧れである、30cmを超える**「尺アジ」。 南紀エリアでは、回遊次第で
この尺アジが堤防から狙えます。
特に冬場の尺アジは、小型のアジとは比べ物にならないほどの脂の乗り方をしています。
その濃厚な旨味から、地元や通な釣り人の間では「トロアジ」**と称されることもあります。
スーパーで売られているアジとは全く別の魚、と言っても過言ではないほどの食体験です。
「幻」と言われることもありますが、南紀の潮通しの良い堤防や磯では、冬場にこのサイズが
回遊してくるチャンスが十分にあります。
刺身か?たたきか?冬アジのおすすめの食べ方
釣れたての冬アジ、特に尺クラスのトロアジを手に入れたなら、まずは**「刺身」一択です。
醤油を弾くほどの脂の乗りをダイレクトに味わってください。
口に入れた瞬間、とろけるような甘みが広がります。
また、薬味をたっぷり乗せた「たたき」や、酢で締めた「きずし(しめ鯖のアジ版)」**
にしても、脂が強いため酸味と絶妙にマッチします。
火を通しても身が硬くなりにくく、アジフライにすれば「フワフワ・トロトロ」の食感が楽しめます。
南紀で「幻のトロアジ」を狙うなら今!
寒さは厳しいですが、海の中は熱いシーズンです。
黒潮の恩恵を受ける南紀エリアは、冬でも水温が安定しやすく、良型のアジを狙うには絶好のフィールドです。
カゴ釣りやアジング、あるいはヤエン釣りの合間のサビキ釣りなどで、この「トロアジ」を狙ってみてください。
自分で釣った人にしか味わえない、1月の極上アジ。
ぜひ防寒対策を万全にして、南紀の海へ出かけてみませんか?

