全国的には「冬はアオリイカが釣れない」というのが一般的な常識です。
しかし、南紀地方(白浜・田辺・みなべ・串本)だけは例外。
むしろ冬こそ大型アオリイカが狙える“特別な地域”として知られています。
南紀がなぜ冬でもアオリイカが釣れるのか、その理由を海況データと専門家の知見から解説します。
■ なぜ南紀は“冬でもアオリイカが釣れる”のか?
① 黒潮の影響で海水温が高く安定している
南紀は黒潮の本流が最も近づく地域のひとつで、冬でも海水温が高い状態を維持します。
実際、南紀の冬イカは12〜1月でも釣れると釣太郎の年間スケジュールでも紹介されています。
海水温が18℃前後まで下がっても、白浜〜串本は比較的高水温を保ち、アオリイカの適水温帯に収まり続けます。
② 地形が深く、イカが抜けにくい
南紀の海はドン深で、深場と浅場が近い地形が多いのが特徴。
このため、冬でもアオリイカが深場から浅場へ回遊しやすく、釣り場に残りやすい環境が整っています。
田辺湾や白浜周辺は、冬でもアオリイカの魚影が濃いと専門家も紹介しています。
③ ベイト(アジ・小魚)が港内に残る
冬でも港内にベイトが溜まりやすく、それを追ってアオリイカが接岸します。 特に夕まずめはベイトが動きやすく、冬イカのチャンスタイムです。
④ 風裏ポイントが多く、冬でも釣りが成立しやすい
冬は北西風が強くなる季節ですが、南紀は地形的に風裏が多いのが強み。
白浜〜串本は冬でも釣りが成立しやすく、安定した釣果が期待できます。
■ 冬のアオリイカは“大型が多い”
釣太郎のデータでも、冬イカは
- 700g〜1.2kg
- キロアップも普通に出る と紹介されています。
冬は数より型。 警戒心は強いものの、しっかり狙えば“冬の良型”に出会えるシーズンです。
■ 南紀で冬イカを狙うならここがポイント
● 狙う時間帯
- 夕まずめ〜夜が最も実績あり
- 水温が安定するタイミングが強い
● 狙うエリア
- 白浜
- 田辺湾
- みなべ
- 串本 (黒潮の影響が強い順に釣れやすい)
● エギングのコツ
- 3.0〜3.5号
- 軍艦グリーンなど実績色
- ロングステイでじっくり見せる
● ヤエンのコツ
- アジは15〜18cm
- 冬はアジが弱りやすいのでこまめに交換
- 大型対応のヤエンを使用
■ まとめ|南紀は“冬でもアオリイカが釣れる”奇跡のエリア
全国的には冬はアオリイカが釣れない季節。
しかし南紀だけは、 黒潮 × 地形 × 水温 × ベイト × 風裏 という条件が揃い、冬でも安定して釣果が出る特別な地域です。
むしろ 「冬こそ南紀のアオリイカは本番」 と言っても過言ではありません。
南紀で冬イカを狙うなら、夕まずめ・水温・風裏を意識すれば、あなたも“奇跡の一杯”に出会えるはずです。

