寒さの厳しい冬の南紀ですが、海の中は熱いターゲットが待っています。
それは30cmを超える大型の「寒尺アジ」。
「アジ釣りなんて簡単」と思いきや、尺クラスになると急に釣れなくて悩む初心者の方も多いはず。
今回は、よくある「潮回りの重要性」と、釣果の9割を決めると言っても過言ではない
「棚とエサ」の秘密について解説します
1. 寒グレ・アオリイカと比べて「潮回り」の関係は?
結論から言うと、寒尺アジ釣りにおいて、潮回り(大潮・小潮など)との関係は、寒グレやアオリイカに比べて**「浅い(シビアではない)」**と言えます
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寒グレ(フカセ釣り): 潮の流れ、向き、潜り潮など、複雑な「潮の状況」が釣果に直結します
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アオリイカ(ヤエン・ウキ): 潮の動き出しや止まり際など、潮の変化が捕食スイッチになります
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寒尺アジ: 潮の大きさよりも**「時間帯(マズメ)」と「ベイト(エサ)の有無」**が圧倒的に優先されます
もちろん潮が動いている方が良いですが、アジは回遊魚です。
「大潮だから釣れる」というよりも、「夕マズメ・朝マズメ」や「常夜灯の効き始め」というタイミングに回遊があるかどうかが全てです。
初心者は潮見表とにらめっこするより、「暗くなる時間」に合わせて釣り場に立つことの方が重要です
2. 「棚(タナ)」と「青イソメ」がほぼすべて?
その認識で90%正解です。 特に南紀の堤防から狙う冬のデカアジに関して、もっとも失敗する原因は「棚ボケ」と「エサの選択ミス」です
なぜ「棚(タナ)」が命なのか
夏場の豆アジは表層でも釣れますが、冬の大型アジは**「底(ボトム)」**に張り付いています。 海底から1メートル以内、あるいはカゴ釣りなら底スレスレを流せるかどうかが勝負の分かれ目です。 ウキ下を適当に決めていると、尺アジは絶対に食ってきません。「根掛かり覚悟で底を攻める」意識が必要です
なぜ「青イソメ」なのか
アミエビやオキアミも有効ですが、夜釣りがメインとなる寒尺アジには**「青イソメ」が最強**です
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発光アピール: 暗闇の中で青イソメの微弱な光と動きが、大型アジの側線と視覚を刺激します
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エサ持ち: 遠投しても針から外れにくく、タナまで確実にエサを届けられます
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食い込み: オキアミよりも動きがあるため、アジが躊躇なく吸い込みます
3. 初心者がやるべき「寒尺アジ」攻略法まとめ
難しい理屈は抜きにして、以下の3点を徹底してください
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時間は「夕マズメ〜夜」: 日中は深場にいますが、夜になるとエサを求めて接岸します
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エサは「青イソメ」の房掛け: ケチらずに1匹掛け、あるいは房掛けでボリュームを出してアピールします
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棚は「底ベッタリ」: まず底を取り、そこからハリス分だけ上げるイメージです。ウキが沈まなくても、エサが取られていればそこにアジはいます
まとめ
南紀の寒尺アジは、グレやイカほど潮の機嫌を伺う必要はありません。
「底のタナ」を正確に取り、「元気な青イソメ」を投入する。
この基本さえ守れば、ビギナーでも脂の乗った絶品アジに出会える確率は格段に上がります

