冬は魚が最も美味しくなる季節です。
寒さに耐えた魚は脂が乗り、身が締まり、味が濃くなります。
寒尺アジ、青物、寒グレ、ガシラ。
今年の釣り収めにふさわしい魚と、その理由を釣り人目線で徹底解説します。
最初に
冬は魚がうまくなる季節です。
これは感覚ではなく、はっきりとした理由があります。
水温が下がる。
魚は生きるために脂を溜め込む。
筋肉は引き締まり、水分が抜ける。
結果として
身は締まり
脂は濃く
味は一段深くなります。
そこに
「自分で釣った」という要素が加わると
美味しさはさらに跳ね上がります。
今年の釣り収め。
ただ釣るだけで終わらせますか。
それとも
一年で一番うまい魚で締めますか。
寒さに耐えた魚は、なぜ格別なのか
冬の魚は
単に脂が多いだけではありません。
・脂が筋肉の中に均一に回る
・水分量が減り、旨味が凝縮される
・身の繊維が細かくなり、歯切れが良くなる
この三拍子が揃います。
つまり
「量の脂」ではなく
「質の脂」になります。
この違いは
刺身で一口食べた瞬間に分かります。
寒尺アジ。堤防から狙える冬の王者
南紀を中心に
冬になると別格になる魚。
それが
寒尺アジです。
サイズだけの話ではありません。
脂質含有率はピークに達し
身全体がトロのようになります。
刺身はもちろん
なめろう
炙り
フライ
どれにしても
「アジの概念」が変わります。
しかも
堤防から狙える。
初心者でもチャンスがある。
年の締めに
これ以上分かりやすい魚はありません。
青物。冬に残るのは本物だけ
冬まで残る青物は
体力があり
回遊力があり
エサをしっかり追える個体です。
つまり
選ばれた魚です。
脂は腹だけでなく
背中まで回ります。
血合いも臭みが出にくくなります。
刺身
漬け
しゃぶしゃぶ
どれも
「冬の青物だから成立する味」です。
釣り収めに
一本ドンと獲れた時の満足感。
これは別格です。
寒グレ。冬に完成する磯の芸術品
寒グレは
冬になって初めて完成します。
水温低下
荒れ気味の海
強い潮
これらに耐えた個体は
身が締まり
皮目がうまく
旨味が濃くなります。
刺身は
薄く引くほど良い。
噛むほどに味が出る。
磯に立ち
寒風に耐え
手にした一匹。
釣り人にしか味わえない
冬のご褒美です。
ガシラ。寒いほど、うまくなる代表格
ガシラは
寒さに非常に強い魚です。
冬は
動きは鈍くなるが
身質は向上します。
煮付け
味噌汁
唐揚げ
どれも
ダシが段違いに濃くなります。
数釣りもでき
ボウズ逃れにもなる。
釣り収めに
静かに価値を出してくれる魚です。
今年の釣り収めは、いつにしますか?
年末は
寒い。
風が強い日も多い。
でも
魚は一年で一番うまい。
この事実は
変わりません。
一本でもいい。
一匹でもいい。
「釣って終わり」ではなく
「食べて締める」。
それが
釣り人の一年の区切りです。
要約
冬は
魚が一番うまくなる季節です。
自分で釣った魚は
さらに美味しい。
寒さに耐えた魚は
別格の味になります。
寒尺アジ
青物
寒グレ
ガシラ
今年の釣り収め。
あなたは
どの一匹で締めますか。

