冬の南紀はアジ釣りのベストシーズン。
しかし、30cmを超える「尺アジ」に出会えるのは幸運だけではありません。
群れの規模と大型の割合を知り、数%の確率を確実にモノにするための戦略を釣太郎が解説します。
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冬のアジ、群れの正体とは?
寒さとともに脂が乗り、食味が最高になる冬のアジ。
南紀エリアでも連日多くの釣り人で賑わっています。
サビキ釣りやカゴ釣りで数釣りが楽しめるこの時期ですが、釣り人の永遠のテーマといえば「サイズアップ」ではないでしょうか。
「数は釣れるけれど、なかなか30cmを超える尺アジが混ざらない」と感じている方も多いはずです。
実はこれには明確な理由があります。
100匹〜300匹の群れに潜む「数%」の真実
冬の南紀沿岸を回遊するアジの群れ。
その規模は、ひとつの群れでおおよそ100匹から300匹と言われています。
海の中ではこれだけの数が一塊となって泳いでいるのです。
しかし、そのすべてが同じサイズではありません。
長年の経験と観察から推測すると、この群れの中に含まれる「尺アジ(30cm以上)」の割合は、
全体のわずか数%程度です。
つまり、100匹のアジが目の前にいても、その中に尺アジは数匹しかいない計算になります。
300匹の大きな群れであっても、尺アジは10匹前後。
残りの9割以上は、中・小型のアジが占めているのが現実です。
なぜ大型だけが釣れないのか
「数%」という確率は、決して低い数字ではありません。
しかし、普通に釣っているとなかなかその数%に当たりません。
その最大の理由は、魚の「活性」と「遊泳層(タナ)」の違いにあります。
群れの中で圧倒的多数を占める小型・中型のアジは、動作が俊敏で餌に対する反応も早いです。
そのため、餌を投入すると真っ先に小型が飛びついてしまい、大型の口に届く前に餌がなくなってしまうのです。
また、大型のアジほど警戒心が強く、群れの中心部や、より海底に近い深い層(ボトム)に
位置する傾向があります。
数%の「尺アジ」を選んで釣るための戦略
では、この数%の貴重な尺アジを手にするにはどうすればよいでしょうか。
鍵となるのは「タナ(深さ)」と「タイミング」です。
1. タナは底ベタを狙う
表層や中層で活発に動く小型をかわし、仕掛けを海底ギリギリまで沈めてください。
大型は底に張り付いていることが多いです。
サビキ釣りならオモリを重くして一気に沈める、カゴ釣りならタナ設定を深くするなどの工夫が有効です。
2. マヅメ時と夜間を逃さない
大型のアジが警戒心を解き、浅場や表層近くまで浮いてくるチャンスタイムが「朝夕のマヅメ時」と「夜間」です。
特に冬場の夜釣りは、大型一発狙いの絶好の機会となります。
田辺市内の堤防などでは、深夜2時頃から大型が回遊することもあります。
まとめ:南紀で夢の尺アジを求めて
冬の南紀のアジ釣りは、数釣りの中に潜む「一発大物」のロマンがあります。
「100匹の中の数匹」を狙って釣った時の喜びは格別です。
釣太郎みなべ店では、新鮮なエサと詳細なポイント情報をご用意して皆様をお待ちしております。
もし30cmオーバーの尺アジが釣れたら、ぜひ検寸にお持ち込みください。
皆様の釣果自慢をお待ちしております。

