サビキ釣りでアジを寄せる鍵は「嗅覚」へのアプローチにありました。
アジは5〜15m先からアミエビの匂いを感知します。
しかし、最後に食うかを決めるのは「視覚」です。
この2つの習性を利用した、初心者でも爆釣できる「匂いの道」戦略を解説します。
本文
釣れる人は「見えない道」を作っている
同じ堤防で並んで釣っているのに、なぜあの人ばかり釣れるのか。
その決定的な違いは、海の中に「匂いの道」を作れているかどうかにあります。
サビキ釣りは単に針を垂らすだけでなく、アミエビというコマセを使ってアジを誘導するゲームです。
アジの「嗅覚」と「視覚」の特性を理解すれば、初心者でも意図的に魚を集めることが可能になります。
第一段階:アジの嗅覚レーダーは「5m〜15m」
アジは非常に優れた嗅覚を持っています。
海中に溶け出したアミエビのエキス(アミノ酸)を、5メートルから最大15メートル先で感知することができると言われています。
人間で言えば、隣の家の晩御飯の匂いに気づくようなものです。
潮の流れに乗れば、その匂いはさらに遠くまで届きます。
まず大切なのは、この広範囲のレーダーに「ここに餌があるぞ」と引っ掛けることです。
そのためには、定期的にカゴからアミエビを放出し、匂いを絶やさないことが重要です。
第二段階:最終判断は「視覚」で行われる
匂いを辿って近づいてきたアジですが、すぐに針に食いつくわけではありません。
最終的に「これは餌だ」と判断して口を使うかどうかは、**「視覚」**で確認しています。
匂いで興奮して近づき、目で見てパクッ。
これが捕食の一連の流れです。
つまり、いくら匂いで寄せても、肝心のサビキ針(スキンや魚皮)がアジの目の前になければ、素通りされてしまうのです。
匂いの帯(煙幕)の中に、サビキ仕掛けを同調させることが「食わせ」の条件です。
釣果の生命線「匂いの道」を途切れさせるな
サビキ釣りで最もやってはいけないこと。 それは「待ちぼうけ」です。
カゴの中のアミエビが空っぽの状態で、ずっと竿を出していても魚は寄りません。
それどころか、せっかくできた「匂いの道」が途切れてしまい、集まってきた群れが散ってしまいます。
匂いの濃度が濃い道を作り続けるイメージを持ってください。
手返しよくカゴを打ち返すことで、海の中にアミエビの道ができ、アジはその道を辿って
あなたの足元までやってきます。
初心者が意識すべき「3つのリズム」
「嗅覚」で寄せ、「視覚」で食わせるための具体的なアクションは以下の通りです。
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投入: 仕掛けを入れたら竿を大きくあおり、カゴからアミエビを撒く。
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待機: アミエビの煙幕の中に仕掛けを入れ、竿を動かさずに待つ(視覚へのアピール)。
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回収: 魚が掛からなくても、時間をかけすぎずに回収して次のアミエビを詰める(匂いの維持)。
このリズムを崩さないことが、釣果を伸ばす最大のコツです。
まとめ:イメージすれば釣りはもっと楽しくなる
海の中は見えませんが、アジの動きを想像することはできます。
「今、5m先のアジが匂いに気づいたな」
「匂いを辿って近づいてきたな」
「目の前で仕掛けを見ているな」。
そうイメージしながら竿を操作することで、ただ待つだけの釣りから「攻めの釣り」へと変わります。
ぜひ今度の週末は、あなただけの「匂いの道」を作って、南紀の美味しいアジを攻略してください。
釣太郎では、集魚効果の高いアミエビと、アジの視覚を刺激する厳選サビキ仕掛けをご用意しています。


