アオリイカを狙っていたのに、突然「ドンッ!」と重たい引き。
上がってきたのは、胴長30〜40cmを超える巨大なモンゴウイカ。
実はこれはよくあることで、専門的に見れば“釣れて当然”とも言える現象です。
本記事では、モンゴウイカがアオリイカ用の仕掛けやエギに食いつく理由を、
生態・食性・水温・行動パターンなど科学的根拠を交えながら詳しく解説します。
アオリイカを狙ってモンゴウイカが釣れる主な理由
● 生息域が重なる
● 食性が非常に似ている
● 行動時間帯が近い
● モンゴウイカの方が活性が高い時期がある
● 捕食方法が似ている(横抱き・抱え込み系)
● エギやアジに反応しやすいタイミングが存在する
● 水温変化に強く、深場に潜みながら待ち伏せ型で狙っている
アオリイカとモンゴウイカの共通点と違い
アオリイカ:
・遊泳力が高く、浮遊型
・水温22〜23℃で最盛期
・夜行性で動きが活発
・視覚で獲物を判断
・抱きつく角度は「下から上」
モンゴウイカ:
・底付き・砂地に潜む待伏せ型
・水温17〜22℃程度でも活性あり
・基本は日中型だが夜も動く
・捕食時はエビやアジを抑え込む
・胴体全体で押し潰すように抱く
→ 両者とも甲殻類や魚食性で、アジやエギへの反応が高い。
→ 釣り場は共通(砂地・藻場・水深5〜15m付近)
なぜアオリイカ狙いのエギにモンゴウイカが食いつくのか?
● モンゴウイカは“待ち伏せ型”で、そこに通ったエギを襲う
● 特に 底スレスレを攻めるエギングは狙われやすい
● 秋〜冬に水温が下がり始めると、アオリイカよりモンゴウイカの活性が高くなる
● アオリイカが浮く水温帯では、モンゴウイカは深場でじっと構えているため
「深場や底付近を狙う釣り」=モンゴウイカのターゲットになる
モンゴウイカがよく釣れる季節・時間帯・特徴
● 11月〜1月(冬)→ 水温低下でモンゴウイカ有利
● 夕まずめ・ナイトゲーム → 活性が高い
● 砂地+藻の切れ目・カケアガリ → 好ポイント
● エギで底狙い(ボトムステイ、ズル引き)→ 高確率でバイト
● アジ泳がせ(ヤエン含む)でも同様に食いつく
現場でよくある釣獲パターン
・アオリイカ狙いのエギをボトムでステイ →「ズンッ!」
・アジ泳がせでアタリ → 電撃的重量感
・足元タナで反応 → 実はモンゴウイカが防波堤下で潜伏中
→ “モンゴウイカはその場を動かず待ち伏せする”ため、狙っていなくても釣れる。
モンゴウイカに強いエギアクション例
● ズル引き(底を這わせる)
● ボトムステイ(5〜10秒)
● ダート後に沈める
→ これらは全てモンゴウイカの捕食スタイルに合致
水温と活性の比較(AI数値化)
| 水温 | アオリイカ活性 | モンゴウイカ活性 |
|---|---|---|
| 24〜27℃ | ◎最盛期 | △少ない |
| 20〜23℃ | ○好調 | ◎活性中 |
| 17〜19℃ | △餌取る程度 | ◎最盛期 |
| 15℃以下 | ×ほぼ停止 | ○行動あり |
→ 水温20℃を下回ると、モンゴウイカが主役に交代する。
釣り人へのアドバイス
● 秋〜冬(11〜2月)は「モンゴウイカ混じり」を前提にタックル強化
● ドラグを緩めすぎると引き込みでラインブレイク
● 取り込み時にイカスミ大量 → 周囲注意
● 胴長40cm級 → 肉厚で食味抜群(刺身/煮付け/焼き)
まとめ
アオリイカ狙いでモンゴウイカが釣れる理由は以下の通りです。
● 生息域・食性・捕食ターゲットが共通
● 水温が下がるとモンゴウイカが活性化
● アオリイカ狙いの底攻めがモンゴウイカに最適
● 待ち伏せ型でじっと潜んでいるため、通ったエギやアジを襲う
つまり
「アオリイカ狙い → 知らないうちにモンゴウイカも狙っている状態」
となっているのです。
要約
・アオリイカ狙いでもモンゴウイカは釣れる
・水温20℃以下ではむしろモンゴウイカ主体
・底攻め・ボトムステイ・ズル引きは特に効く
・タックル・取り込みは大型用に
Q. アオリイカとモンゴウイカ、どちらが美味しい?
A. 両者とも美味ですが、モンゴウイカは肉厚で加熱料理向き。刺身ならアオリイカ。
Q. エギは何色がモンゴウイカに効きますか?
A. 底で視認しやすい「赤系・茶系・夜光ホワイト」がおすすめ。
Q. モンゴウイカを狙うなら専用の方法はありますか?
A. 砂地ボトムステイ長め・ズル引き主体で狙うのが有効です。

