魚にも睡眠はある?睡眠をとる魚と取らない魚の違いを徹底解説
1. 魚は眠るのか?
私たち人間にとって、睡眠は体を休めるために欠かせない行動です。
では、海や川を泳ぐ魚たちも同じように眠るのでしょうか?
結論からいうと、多くの魚は睡眠に似た休息状態をとりますが、人間のような完全な「眠り」ではない場合もあります。
魚にはまぶたがほとんどないため、目を閉じて眠ることはできません。
代わりに、活動を止めて体を休める「休眠状態」に入ります。
2. 睡眠をとる魚の特徴
① 夜行性・昼行性がはっきりしている
・昼間に活動する魚(例:スズメダイ、ベラ類)は夜になると動きを止めます。
・夜行性の魚(例:ハタンポ、クロハギ)は昼間に休む時間を持ちます。
② 鰓(えら)の動きがゆっくりになる
・休息中は呼吸もスローになり、体力消耗を抑えます。
③ 体色が変化する
・ベラやハゼの仲間は、睡眠中に体色が薄くなることがあります。
・これは外敵から目立たなくする保護色効果です。
3. 睡眠をとらない(またはほとんど取らない)魚の特徴
① 常に泳ぎ続けないと呼吸できない
・マグロやカツオなど、泳ぎながら口から水を取り込み、えらで酸素を取り出す「ラム通水」型の魚は、止まると窒息します。
・そのため、眠る代わりに脳の一部を交互に休ませると考えられています。
② 回遊性が強い
・外洋を泳ぎ続ける大型回遊魚は、外敵回避や移動のため、完全に停止する時間を持ちません。
4. 水族館や釣りで見られる「魚の睡眠」
・水族館では、夜間になると水槽の底や岩陰でじっとしている魚が多く見られます。
・ベラやブダイの仲間は、夜間になると粘液で作った「寝袋」に入り、匂いで外敵に見つかるのを防ぎます。
・釣り人でも、夜間にルアーを動かすと寝ている魚が反応しないケースがあります。
5. 魚の睡眠と寿命・健康の関係
・十分な休息が取れない環境では、魚もストレスを感じ、病気になりやすくなります。
・観賞魚飼育では、照明を夜間は必ず消すことが推奨されます。
・光が24時間当たると休息できず、免疫力低下や食欲不振につながります。
6. まとめ
睡眠をとる魚と取らない魚の違いは、主に呼吸方法と生活スタイルにあります。
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岩陰や海底で休む魚 → しっかり睡眠をとるタイプ
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泳ぎ続けないと呼吸できない魚 → 脳の一部を交代で休ませるタイプ
魚の「眠り方」は、人間とは違って多様です。
水族館や釣りで観察するとき、この違いを知っていると楽しさも倍増します。

