【カマス1匹、底に千匹!?】群れを成す習性と釣りのチャンスを解説!

釣り人のあいだでよく聞く言葉――

「カマス1匹、底に千匹」

この言葉が示す通り、カマスはとても群れやすい魚
しかも、その群れの規模はときに数百匹〜数千匹にもなることも。

本記事では、そんな「群れで行動するカマス」の習性に注目し、
・なぜカマスは大群で動くのか?
・どんな場所に群れるのか?
・釣果を上げるコツは?
といった点を、釣り人視点でわかりやすく解説します。


■ 「カマス1匹、底に千匹」とは?

これは釣り人のあいだで伝わる経験則を表現した言葉です。
カマスは1匹でも釣れると、その周囲にまだまだ多数がいる可能性が高い魚。

この表現が生まれた背景には、次のような理由があります。

▼ カマスが群れる理由

・外敵から身を守るため
・効率的にエサを追い込むため
・同じ成長段階の個体が同じ場所に集まりやすい

つまり、カマスは「群れることで生き延び、狩りを成功させる」生き物なのです。


■ どのくらいの規模で群れる?

実際にフィールドで観察されるカマスの群れは、数十〜数百匹単位が一般的。
港湾部や堤防まわりでは、
・20cm前後のヤマトカマス
・30cmを超えるアカカマス
が大群で泳いでくる光景もしばしば見られます。

▼ 群れの密度が高いときの特徴

・同じサイズのカマスが連続で釣れる
・ルアーやサビキを投入すると即ヒット
・同一ポイントで1時間以上釣れ続ける

とくに水温が安定する秋〜初冬は、岸近くに大群が接岸するシーズン。
このタイミングで釣りに行けば、まさに「入れ食い地獄(天国?)」に遭遇することも。


■ 群れを見つけるコツは?

群れを見つけるには、以下のような“サイン”に注目しましょう。

観察ポイント チェック内容
表層のベイト イワシ・小アジの群れが逃げ惑っていればチャンス
鳥山 トンビやカモメが海面を狙っている場合、その下にカマスの群れがいる可能性大
ナブラ 水面がバシャバシャしていたら、カマスがベイトを追っている合図

また、夜間の常夜灯周辺もカマスが集まりやすいポイント。
光に集まった小魚を狙って寄ってくるので、ライトゲームでも狙いやすくなります。


■ 群れを釣るときのタックルとコツ

カマスの群れに遭遇したら、釣果を最大化するチャンス!
以下のようなタックル・仕掛けがおすすめです。

▼ サビキ釣り

・ウキ付きサビキ仕掛け(5号〜6号)
・コマセを使えば群れを足止めできる

▼ メタルジグ

・5〜15gのジグで表層を早巻き
・ジャークやトゥイッチで小魚の動きを演出

▼ ルアー釣り

・ミノーやワームでもOK
・ただ巻きよりも“急停止→再始動”でバイトを誘発

※群れの活性が高いときは、どんなルアーでも釣れるが、
リーダーはフロロ2〜3号以上推奨(歯切れ防止)


■ 群れに潜む注意点

カマスの群れに当たると、楽しくて夢中になりがちですが…注意点もあります。

▼ 怪我に注意

・鋭い歯で指を切るトラブルが多発
→ フィッシュグリップとプライヤーを使いましょう

▼ 食味に個体差あり

・群れの中には痩せた個体や、脂の少ない若魚も
→ 食べる用には30cm以上の脂の乗ったアカカマスが◎


■ 群れが去ると一気に沈黙

群れ釣りの特徴として、
「釣れ続けていたのに、突然アタリがなくなる」ことがあります。

これは群れが移動してしまったサイン。
その場合は、
・少し遠投する
・表層〜中層のレンジを変える
・釣り場を移動する
ことで再び群れに当たる可能性があります。


■ まとめ:カマスの群れを制する者が釣果を制す!

項目 内容
群れの規模 数十〜数百匹、時に千匹以上
群れの時期 秋〜冬が本番、常夜灯周辺も狙い目
群れの行動 小魚を追って接岸、移動も速い
群れ釣りの武器 サビキ・ジグ・小型ルアー
釣果を伸ばすコツ 群れを見つけたら手返し重視、安全管理を徹底

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■ おわりに

「カマス1匹、底に千匹」。

この言葉を聞いたら、ぜひ釣り場で“群れ”を意識してみてください。

ただの1匹の先には、爆釣のチャンスが広がっているかもしれません

群れを味方につければ、初心者でも大漁は夢ではないのです。

【カマス1匹、底に千匹!?】群れを成す習性と釣りのチャンスを解説!釣太郎

 

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