タマン(ハマフエフキ、タマミ)食用価値は活締めが命!

──締め方ひとつで天と地、野締めでは台無しに

沖縄で「タマン」、本州では「ハマフエフキ」と呼ばれる大型魚。
夏の夜釣りのターゲットとして人気のこの魚、実は締め方ひとつで味がまるで違うことをご存じでしょうか?


■ タマンとは?

ハマフエフキ(学名:Lethrinus nebulosus)は、南日本の沿岸に多く分布するフエフキダイ科の魚。
強烈な引きと力強い体格から、磯釣り・投げ釣り愛好家の間で非常に人気があります。

【特徴】

・体長60〜80cmにもなる大型個体
・夜行性で、甲殻類や小魚を捕食
・磯や砂地に棲息し、夏場によく釣れる
・沖縄では高級魚として扱われる


■ 活締めと野締め、なぜ味が変わる?

● 活締めとは?

釣り上げた直後に、
・脳を破壊して即死させ
・神経締めで痙攣を止め
・血抜きを丁寧に行い
・冷却する

という一連の処理を施す方法。これにより、

・肉質の劣化を防ぎ
・旨味成分(イノシン酸)の生成を促進
・臭みが出る前に締められる

というメリットがあります。


● 野締めとは?

何も処理をせずに、魚が自然に絶命するまで放置すること。
その間に「筋肉が暴れて乳酸が溜まる」「内臓からの菌が全身に回る」などが起こり、腐敗が始まりやすくなります。


■ タマンは特に味の差が極端!

ハマフエフキは筋肉が強靭で、身が硬めの白身魚です。
この特性により、活締めをすれば:

・コリコリした食感と上品な脂の旨味
・クセのない透明感ある刺身
・煮付けや塩焼きでも高級感ある味わい

に仕上がります。

一方、野締めにしてしまうと:

・臭みが強く、磯臭さが際立つ
・身がベチャっと柔らかくなる
・見た目も悪く、商品価値が激減

釣り人からも「野締めのタマンは食えたもんじゃない」という声があるほどです。


■ 釣ったらすぐに処理を!

【おすすめの締め方】

  1. 頭部の目の後ろをピックで貫き、脳締め

  2. エラの下を切って、心臓が動いている間に血抜き

  3. 神経締め(できれば)

  4. 海水氷などで素早く冷却

釣り場でここまでやるのがベストです。
特に気温の高い夏場は数分の遅れが命取りになります。


■ 活締めタマンは市場でも高評価!

沖縄では、活締めされたタマンは「刺身用」として高級魚として流通。
一方、野締め個体は「煮付け・唐揚げ用」として安価に取引される傾向があります。
同じ魚でも締め方で価値が2倍、3倍変わることも珍しくありません。


■ まとめ:タマンの味は釣り人次第!

釣った魚を最高の状態で味わいたいなら、**締め方は手間ではなく「投資」**です。
タマンはその典型例であり、活締めすることで驚くほど美味しくなります。

今度タマンを釣り上げたら、ぜひ丁寧な活締めを試してみてください。
その一手間が、釣果を「自慢の一皿」に変えてくれるはずです。

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