●気温では釣れない?魚は「水温」で行動する生き物!
釣りをする際に「今日は暖かいから釣れるはず!」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
実はこの考え方、大きな落とし穴があるんです。
なぜなら――
**魚は「気温」ではなく、「水温」で行動している」**からです!
●釣り人と魚の「感覚のズレ」に注意!
人間は陸に住む生き物。
だから、行動の基準になるのは「気温」です。
でも魚は水中に住んでいます。
当然、魚が敏感に感じ取っているのは「水温」です。
つまり――
「気温が暖かい=魚の活性が高い」とは限らないのです。
●なぜ水温が重要なのか?魚の行動パターンを左右する
魚の活性(=エサを食う気)は、水温によって大きく左右されます。
特に影響が大きいのは以下のような場面です。
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●水温が急激に下がった後 ⇒ 活性ダウン
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●安定した水温が数日続く ⇒ 活性アップ
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●水温が急上昇 ⇒ 深場に移動することも
たとえば、気温が20度でも水温が15度なら、魚にとってはまだ「寒い」状態です。
逆に、気温が10度でも、安定した海流で水温が17度あれば、魚の動きは活発なことも。
●水温と釣果の関係を知ると、釣りがもっと読める!
例えばアオリイカやメバル、チヌ、青物など――
ターゲットごとに「釣れやすい水温帯」があります。
魚種 | 活性が高い水温目安 |
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アオリイカ | 17~22℃ |
メバル | 10~18℃ |
チヌ | 15~20℃ |
ブリ・カンパチ | 18~24℃ |
これを知っておくだけで、「今日は釣れる水温だ」と事前に予測できます。
釣り場選びや釣行タイミングの精度が、グッと上がるのです。
●どうやって水温をチェックすればいい?
今はスマホで簡単に海水温を調べることができます。
代表的な水温チェック方法はこちら。
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●気象庁の海面水温分布図(エリア別で見られる)
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●釣りアプリ(潮見表+水温情報がセット)
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●現場で水温計を使う(細かい変化もわかる)
また、**「数日前から水温が安定しているかどうか」**を見るのも大事なポイント。
前日だけで判断せず、**水温の「推移」**を見る習慣をつけましょう。
●釣り人に必要なのは「水温の感覚」!
気温はあくまで人間の感じる目安。
本当に魚を狙うなら――
**「今日は水温が何度で、どう変化しているのか?」**を意識することが、釣果アップの近道です。
これを習慣にできれば、
「今日は釣れるかも!」が「確実に釣れる!」に変わっていきます。
●まとめ:気温にだまされるな!水温を信じよう
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・人間は気温で動くが、魚は水温で行動する
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・気温が高くても、水温が低ければ釣れないこともある
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・釣れる水温帯を知れば、釣果アップが狙える
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・数日前からの水温推移を見ることが大事