アオリイカは“熱の入れすぎ”に注意!
アオリイカは、加熱しすぎると身が固くなって、ゴムのような食感になることがあります。
「せっかくの高級食材なのに、調理したら台無しに…」という経験、料理初心者にはよくあります。
🔥 なぜ火を入れすぎると固くなるの?
・アオリイカの身はタンパク質が豊富。
・このタンパク質は、60~70℃を超えると急激に収縮してしまう性質があります。
収縮が起きると、
・繊維がぎゅっと縮んで硬くなる
・水分やうま味成分が外に逃げる
・口の中で“パサパサ”“キュッキュッ”とした食感になる
これが、「硬くて不味くなった」と感じる原因なんです。
✅ 美味しく調理するためのポイント
● ① サッと加熱が基本
・フライパンや網焼きなら、両面を数秒ずつ焼く程度
・煮物や炒め物なら、火を止めてから余熱で火を通すイメージがベスト
火を通しすぎないことで、ぷりぷり感と甘みが残る調理になります。
● ② 「生」と「加熱」の中間、“レア”を意識
・中が半透明くらいで止めるのが最もおいしい状態
・焼き過ぎるとコリコリを通り越して“ガチガチ”に…
とくにアオリイカは刺身でもいける食材なので、
「ちゃんと火を通さなきゃ…」という意識を一度捨てるのが大事です。
● ③ スルメイカとは扱いを変えるべし!
スルメイカは加熱調理向きで、火を通しても香ばしくなりやすいですが、
アオリイカは繊細な味と食感が命。
同じように調理すると、“もったいない味”になります。
🎣釣り人向けまとめ:せっかく釣ったアオリイカを台無しにしないために!
・アオリイカは熱に弱い“高級食材”
・加熱はサッと。強火&長時間NG!
・ベストは“レア”。プリっとした食感と甘みを残すのがコツ
・刺身が最強だが、焼き・炒めでも「火加減」が命
釣り場で誰かがアオリイカを丸焼きにしようとしていたら、そっとこう言ってあげましょう。
👉「それ、ちょっと焼きすぎたらゴムになるで」