それに伴い、針やハリスも太く大きい傾向にあります。
尾長グレ(クロメジナ)は、口太グレ(メジナ)に比べて 圧倒的に引きが強い ことで知られています。
以下の点から、その違いを説明します。
1. 引きの強さの違い
- 尾長グレの引きは「暴力的」 と表現されることが多い。
- 口太グレが「重く、じわじわと引く」のに対し、尾長グレは 「一瞬で根に向かって突進する」 ような強烈な引きを見せる。
- 同じサイズなら 尾長グレの方が2倍以上のパワーを感じる という声も多い。
2. 瞬発力の違い
- 口太グレは掛かってから じっくり粘る タイプの引き。
- 尾長グレは、掛かった瞬間に一気に突っ込む ダッシュ力が段違い。
- そのため、ハリスや道糸を瞬時に切られることも多く、 竿の操作とドラグ調整が重要 になる。
3. 体の違いが影響
- 尾長グレは、名前の通り「尾が長く発達している」ため、水をしっかり掴んで推進力を生み出す。
- さらに、体高が低く流線型の形状のため、水の抵抗を受けにくく、一気に走る ことができる。
4. 釣り場の違い
- 口太グレは 比較的穏やかな場所 にも生息し、テトラや防波堤でも釣れる。
- 尾長グレは 潮通しの良い磯場に多く生息 し、荒磯のサラシや深場を好む。
- そのため、釣れる場所の環境自体が、尾長グレの強烈な引きを助長している。
5. 釣り人の体感
- 「口太グレは重量感のある引き、尾長グレはロケットのような引き」という表現がぴったり。
- 口太グレはファイトを楽しめるが、尾長グレは「獲れるかどうかの勝負」になりがち。
- そのため、尾長グレ狙いでは ハリスの太さ、竿のパワー、ドラグ設定 などが口太グレ狙いより厳しく求められる。
結論
同じサイズなら、尾長グレの方が「2倍以上」強い引きを感じる と言われることが多い。
特に 50cmを超えると、掛けてから一瞬で根に持っていかれる ことが多いため、瞬時の対応が
求められる。
そのスリルが、尾長グレ釣りの醍醐味と言える。