ヒラスズキの成長速度一覧表(ルアーマン向け)
ヒラスズキの成長速度は、環境・水温・ベイトの量 などによって変動しますが、
一般的な成長パターンを一覧表にまとめました。
ルアーフィッシングで狙う際の参考にしてください。
1. ヒラスズキの成長速度一覧表
※データは一般的な成長傾向を元にした目安
年齢(月日) | 体長(cm) | 重量(kg) | 特徴・釣れるポイント |
---|---|---|---|
生後6ヶ月 | 10~15cm | 0.02~0.05kg | 河口・湾内に多く、稚魚の群れで行動。 |
1歳(1年) | 30~40cm | 0.4~1.0kg | 小型の個体が漁港や磯の波打ち際に出現。 |
2歳(2年) | 45~55cm | 1.2~2.5kg | 小型青物と混泳し、外洋のサラシでも釣れ始める。 |
3歳(3年) | 55~65cm | 2.5~4.0kg | 磯の回遊型が増え、ベイトの移動に敏感になる。 |
4歳(4年) | 65~75cm | 4.0~5.5kg | 磯の大型狙いの本命サイズ。ベイトの動きに合わせて広範囲を回遊。 |
5歳(5年) | 75~85cm | 5.5~7.0kg | 流れの強い磯や沖の根に付きやすい。捕食力が増し、大型ルアーにも反応。 |
6歳以上(6年以上) | 85cm~100cm超 | 7.0~10kg超 | 滅多に釣れない超大型。潮の影響が強い外洋や離島エリアに多い。 |
2. ルアーマン向けの成長過程と狙い方
✅ 30~50cm(1~2歳) → 漁港・河口周りの小型ルアーが有効
- ベイトサイズ:イワシ・キビナゴなど小魚が中心
- ミノー(9~12cm)、トップウォーター、小型シンペンが効果的
- ポイント:漁港・河口のスリット、消波ブロック、足元の流れ込み
✅ 50~70cm(3~4歳) → 磯のサラシで狙うメインサイズ
- ベイトサイズ:小型青物やアジなども捕食
- ミノー(12~15cm)、シンペン、トップ系が有効
- ポイント:潮通しの良い磯、サラシ、流れがぶつかる岬周り
✅ 70~90cm(5歳以上) → 大型ルアーが有効な回遊型のターゲット
- ベイトサイズ:トビウオ・シイラ・カマスなど大型魚も捕食
- 大型ミノー(15~18cm)、メタルジグ、ビッグベイト系が有効
- ポイント:離島、沖磯、激流エリアのサラシ、潮目
✅ 90cm以上(6歳以上) → 超大型は外洋や離島に多い
- 潮が速いエリアで長年生き抜いた個体。捕食圧が低いエリアにいるため非常にスレている。
- 超大型ミノー、ダイビングペンシル、ビッグベイトを使ったリアクション狙いが必要。
- 離島の磯、黒潮の影響を受けるエリアが狙い目。
3. まとめ
✔ 1~2年で40cm前後になり、漁港や河口に多い。
✔ 3~4年で50~70cmに成長し、外洋の磯を回遊し始める。
✔ 5年以上の個体は80cmを超え、潮の流れが強いエリアを好む。
✔ 90cm以上の超大型は外洋や離島に多く、ルアーに対する警戒心が高い。
4. ルアーマン向けアドバイス
- 若い個体(30~50cm)は、ベイトサイズに合わせた小型ルアーが有効。
- 磯の50~70cmクラスは、サラシを意識してミノー・シンペン・トップ系で狙う。
- 80cm以上の個体は、潮通しの良い外洋でベイトの動きを読んで釣る。
- 90cmオーバーの個体は、スレているためリアクション狙いやビッグベイトで攻める。
ヒラスズキを狙う際は 「成長速度×ベイトサイズ×エリア」 を考えながら、適切なルアーを
選ぶのが重要です!