. 産地と供給の特徴
国産アミエビ
- 三陸沖(宮城県や岩手県)や北海道近海で漁獲されるのが主流です。
- 親潮の影響でプランクトンが豊富な漁場で育つため、高品質なアミエビが多く漁獲されます。
- 漁獲後、国内の設備で迅速に冷凍処理されるため、鮮度が高いのが特徴です。
中国産アミエビ
- 中国沿岸部や黄海、東シナ海で漁獲されています。
- 大量生産が可能なため、安定供給が可能で、日本への輸送コストも抑えられています。
- 漁獲後に冷凍保存されて輸入されるため、輸送中の鮮度維持が課題になる場合もあります。
2. 品質や鮮度の違い
国産(三陸沖産)
- 寒冷な水温で育つため、身が引き締まっており、透明感が高いのが特徴です。
- 冷凍状態でも色が鮮やかで、解凍後も形が崩れにくいです。
- 酸化臭が少なく、魚へのアピール力が強いとされています。
中国産
- 長期間の冷凍保存や輸送を経るため、解凍後のエビが柔らかくなる場合があります。
- 酸化が進むと特有の匂いが出ることもあり、品質にばらつきが生じる可能性があります。
- 色がややくすむことがありますが、実用的には十分な品質を保っています。
3. 使い分けのポイント
国産(三陸沖産)の利点
- 鮮度が高く、魚の喰いつきが良いので、賢い魚(メジナ、イサキなど)や大物を狙う際に適しています。
- 嫌な匂いが少なく、扱いやすいため初心者にもおすすめです。
中国産の利点
- 大量使用する釣りに向いており、サビキ釣りやアジ狙いで活躍します。
- コストを抑えたい場面や、数釣りを楽しみたい場合に最適です。
4. 注意点
- 国産:高品質ですが、供給量が少なく品切れのリスクがあるため、入手が難しい場合があります。
- 中国産:安価で手軽に入手できますが、品質が一定でない場合もあるため、購入時に信頼できる釣具店を選ぶことが重要です。
まとめ
- 三陸沖産の国産アミエビは、鮮度や品質を重視する場面で最適です。特に難しい釣りや大物狙いに向いています。
- 中国産アミエビは、大量使用する釣りやコストパフォーマンスを重視する場合に適しています。
釣りのスタイルやターゲットに応じて、うまく使い分けましょう!
※毎年国産は春先に漁に出ますが、近年不漁が続き価格暴騰しています。


