青物魚(ブリ、カンパチ、ヒラマサ)は、他の魚と異なり、水温や季節よりもエサとなる小魚
(ベイト)や潮の流れに強く影響を受けます。
以下に、初心者にもわかりやすく説明します!
1. 青物は「回遊魚」だから特定の場所に留まらない
- 青物は、海の中を広い範囲で移動して生活しています。
つまり、「特定の場所にずっといる魚」ではなく、エサを探して常に移動している「回遊魚」です。 - このため、水温や季節よりも、エサとなる小魚(イワシやアジなど)が集まっている場所や、潮の流れが良い場所を優先して行動します。
2. 潮の流れが重要な理由
青物は潮流に乗って効率よくエサを探し、捕まえる習性があります。
- 潮が速い場所や潮目(異なる潮がぶつかる場所)は、小魚が集まりやすいポイントです。
青物はこうした場所に狙いを定めて回遊してくるため、潮が動くタイミングが釣りのチャンスとなります。 - 逆に、潮が止まる(潮止まり)時間帯には青物の活性が下がり、釣れにくくなることがあります。
3. エサ(ベイト)の存在が釣果を左右する
青物は肉食性が強く、常にエサとなる小魚を追っています。
そのため、釣りをする際は「エサがいるかどうか」が非常に重要です。
- エサがいるときのサイン
- 海面で小魚が跳ねる(ナブラ)。
- カモメやウミネコが海面に群がる(鳥山)。
- 潮目付近で水面がざわつく(ベイトの動き)。
- エサがいる場所では青物も回遊してくる可能性が高く、釣果が期待できます。
4. 他の魚との違い
他の魚(キスやカサゴ、メバルなど)は、比較的その場所に留まり、底や障害物周辺を住処にしています。
これらの魚は水温や季節に応じて行動が変わり、釣れる場所が予測しやすいのが特徴です。
一方、青物はエサを求めて広範囲を回遊し、潮やベイト次第で釣れる場所やタイミングが大きく変わります。
これが、青物釣りが他の釣りと異なり、ダイナミックで予測が難しい理由です。
初心者向けアドバイス
- 潮を読む
- 潮目や潮の流れが速い場所を見つけることが重要です。
- 地元の釣具店や釣果情報を活用して、潮が良いポイントを探しましょう。
- エサの動向を観察
- 鳥山やナブラなど、エサの存在を確認できるサインを見逃さないこと。
- 動き回る魚だから焦らない
- 青物は回遊魚なので、ポイントで待っていればいつかチャンスが訪れます。
- 根気強く潮の良い場所で釣りを続けましょう。
まとめ
青物釣りは、「潮」と「エサ」の2つが釣果を左右します。
水温や季節よりも、ベイトがいる場所や潮の動きを見極めることで釣れる可能性が大きく上がります。
初心者でも、鳥山やナブラなどのサインを観察し、潮の良い場所で挑戦すれば、青物釣りの楽しさ
を存分に味わえるでしょう!


