海底にいるチヌ(クロダイ)釣りにも、潮の流れは大きく関係します。
チヌは海底に生息することが多い魚ですが、潮の動きや流れによってエサの漂い方や魚の行動が
変化するため、釣果に影響を与えます。
以下、潮の流れがチヌ釣りにどのように影響するかを詳しく解説します。
1. 潮の流れとチヌの関係
(1) 潮が動くとエサが流れやすい
- 潮の流れがあると、海底にいるチヌにエサが自然に流れ込みます。
- チヌはエサを追いかけることができるため、捕食行動が活発になります。
(2) 潮が止まるとエサが動かない
- 潮が動かないとエサが停滞し、チヌがエサに気づきにくくなります。
- 活性が下がり、釣果が落ちることが多いです。
(3) 潮流が強すぎるとエサが流される
- 潮が速すぎるとエサが流されてしまい、チヌが捕食するのが難しくなります。
- 速い潮流では、チヌが潮の緩やかな場所(障害物の陰や深場)に移動することが多いです。
2. チヌ釣りに適した潮の状態
チヌ釣りに理想的な潮の条件は以下の通りです:
(1) 適度な潮流
- ゆっくりと流れる潮が、エサを自然に運び、チヌが捕食しやすい状況を作ります。
- 速すぎず、弱すぎない流れが理想的です。
(2) 満潮前後または干潮前後
- 潮が動き始めるタイミングは魚の活性が上がりやすいです。
- 満潮や干潮に向かう途中の「潮の動きが最も強まる時間帯」が狙い目です。
(3) 変化がある潮
- 潮の方向や速度が変わるタイミング(例:潮止まり直後)は、チヌがエサを探しに動き出すことが多いです。
3. 潮流が弱いときの対策
潮流が弱い場合でも工夫すればチヌを釣ることができます:
(1) エサを目立たせる
- においの強いエサ(オキアミやアサリなど)を使って、チヌを誘います。
- 仕掛けをゆっくり動かして、エサが流れているように見せる工夫をします。
(2) ポイントを変える
- 潮流が弱くてもエサが溜まりやすいポイント(岩場や潮が当たるエッジ)を探します。
(3) 潮の動き出しを狙う
- 潮止まりの後、動き出すタイミングで釣りを始めると効果的です。
4. 潮流が強いときの対策
潮流が速い場合、以下のような工夫が効果的です:
(1) 重い仕掛けを使う
- 仕掛けが潮に流されにくいように重りを増やします。
- 仕掛けが安定することで、チヌがエサを捕食しやすくなります。
(2) 潮の緩やかな場所を狙う
- 障害物の陰や湾内など、潮が弱まる場所を狙います。
(3) エサを流れに乗せる
- エサを潮にうまく乗せ、自然に流れるように調整します。
5. まとめ
潮の流れはチヌ釣りにおいても重要な要素であり、以下のポイントを意識することで釣果が上がります:
- 潮が動いていることが基本条件
→ エサが自然に流れ、チヌの活性が高まります。 - 速すぎる潮流は避ける
→ 緩やかな潮流のポイントを探します。 - 工夫次第で潮止まりでも釣れる
→ エサや仕掛けを工夫し、ポイントを変えることで釣果を得られます。
潮の動きを見極めて、最適なタイミングと場所で釣りを楽しんでみてください!


