これは海水から作った氷、つまり海水氷ですね。
魚を冷やすのに真水氷よりも海水氷の方が優れているというのは、釣り人の間ではよく知られた
話です。
この海水氷の特徴を釣り人向けに紹介するとのことですので、以下のようにまとめてみました。
海水氷の特徴(釣り人向け)
- 冷却効果の持続性: 海水は真水に比べて凝固点が低いため、海水氷は真水氷よりも融けにくいです。つまり、より長時間魚を冷やし続けることができ、鮮度を保つのに効果的です。特に気温の高い時期や、長時間の釣行には大きなメリットとなります。
- 魚体への密着性: 海水氷は表面がざらざらしており、細かい凹凸があります。これが魚体に程よく密着し、効率的に冷却します。真水氷のように表面がツルツルしていると、魚との間に隙間ができ、冷却効率が落ちる場合があります。
- 白く濁った外観: 海水に含まれる塩分やミネラルなどが凍る際に析出し、氷の表面が白く濁って見えます。これは海水氷の特徴的な外観であり、真水氷との区別が容易です。この濁りは不純物ではなく、海水由来の成分ですので、品質に問題はありません。
- 魚の鮮度保持: 海水氷は魚を冷やすだけでなく、乾燥を防ぐ効果も期待できます。これにより、魚の表面が乾いてしまうのを防ぎ、より良い状態で持ち帰ることができます。また、真水氷と比べて浸透圧の関係で魚の身から水分が抜けにくいため、身質の劣化を抑える効果も期待できます。
- 使用上の注意:
- 海水氷は真水氷よりも融けにくいとはいえ、長時間放置すれば融けます。クーラーボックスの保冷能力と合わせて、適切な量の氷を使用するようにしましょう。
- 海水氷は塩分を含んでいるため、クーラーボックスやその他の道具に付着した場合は、使用後に水で洗い流すことをお勧めします。放置すると塩分が固着し、劣化の原因となることがあります。
- 海水氷は小1㌔と大3㌔あります。


