オキナメジナの特徴と、口太グレ、尾長グレとの違い
オキナメジナとは?
オキナメジナは、スズキ目メジナ科に属する魚で、メジナによく似た姿をしています。
名前の由来は、上唇が厚く、口元がまるで老人のように見えることから「翁(おきな)」と名付けられました。
オキナメジナの特徴
- 体色: 暗灰色や紫色を帯びた暗灰色で、体側には黄色の横筋が見られます。この横筋は成長とともに薄くなります。
- 口: 上唇が厚く、口元が丸みを帯びているのが特徴です。
- 食性: 甲殻類や海藻などを食べますが、メジナ類の中では草食性が強いと言われています。
- 生息域: 沿岸の浅い岩礁域やサンゴ礁域などに生息しています。
オキナメジナと口太グレ、尾長グレの違い
| 特徴 | オキナメジナ | 口太グレ | 尾長グレ |
|---|---|---|---|
| 口 | 上唇が厚く、口元が丸みを帯びている | 口は比較的普通 | 口は尖っている |
| 体色 | 暗灰色で黄色の横筋 | 黒色で銀色の光沢 | 黒色で銀色の光沢 |
| 食性 | 草食性が強い | 雑食性 | 雑食性 |
| 生息域 | 沿岸の浅い岩礁域など | 沿岸の岩礁域など | より深い岩礁域 |
フカセ釣り入門におけるオキナメジナ
オキナメジナは、フカセ釣りで狙える魚の一つです。口太グレや尾長グレと比べると、比較的穏やかな性格で、初心者でも比較的釣りやすいと言われています。
- 餌: オキナメジナは海藻を好むため、オキアミやサナギの他に、海藻を餌にすることも有効です。
- 釣り方: 口太グレや尾長グレと同様、フカセ釣りで狙います。
- ポイント: 沿岸の岩礁域やテトラポット周りなど、海藻が生えている場所が狙い目です。
まとめ
オキナメジナは、口元が特徴的なメジナ科の魚です。
口太グレや尾長グレと比べると、草食性が強く、穏やかな性格をしているため、初心者にもおすすめの魚です。
フカセ釣りで狙う際は、海藻を餌にするなど、少し工夫してみると良いでしょう。
その他
- オキナメジナは地域によっては食用にされることもあります。
- 幼魚は潮溜まりや汽水域で見られることもあります。
- オキナメジナは、地域によっては「オキナ」や「オキナメジナ」など、様々な呼び名で呼ばれています。

