天気図は高気圧と低気圧の特性を抑えておけば、風向きや大まかな天気が分かります。

どんな天気図でも高気圧と低気圧は出てきます。

それぞれに、風向きと特性が有ります。

理解しておけば、天気図を見ただけで、なんとなくの状況を想像できる様になります。

 

※この見方は、南紀和歌山地方で釣りに行く。という前提の物です。

 

高気圧

上空から見た図と、横からみた図 。

 

時計回りの風を吹きだす(放出する)。

地表に対して下降気流を起こす。

 

下降気流を起こし、外向きの風を放出するので、雲などを寄せ付けにくい。

天気が安定しやすく乾燥した空気になる。 ということになります。

 

高気圧が日本列島を覆うときは、風無し雨無しの釣り日和になります。

 

例の天気図

こんな日は、前日までの状況にもよりますが、釣日和です。

 

低気圧

上空から見た図と、横からみた図 。

 

反時計回りに吹き込む性質(取り込む)があります。

地表が温められることで上昇気流が発生します。 空気は暖かい方が上に、冷たい物が下に行くため。

 

温まった湿った空気を取り込みながら上昇する。

空気は100m上昇するたびに0.6℃づつ下がる。という気温減率の現象があるので、湿った空気が急激に冷やされる。

これが雲ができるメカニズムです。

 

低気圧があると、天気が荒れやすくジメっとしている。というのはこのため。

 

 

以上が、高気圧と低気圧の説明。

 

 

 

天気図では、これらがどこに位置しているかで風向や気象が分かります。

気圧の数値の差が激しければ、風も強くなります。

気圧差は等圧線を見ればわかりやすい。

等圧線が混んでいれば、風が強い。と見てもらえれば問題ありません。

 

 

冬に多い西高東低

西に高気圧、東に低気圧。

等圧線が、かなり混んでいるので風はかなり強い。

高気圧は時計回りの風、低気圧は反時計回りの風。

 

北西の風。ということになります。

 

西高東低の北西風の風量の目安ですが、日本列島に掛かる等圧線の数で大まかに判断できます。

 

1本:北西2~3m

2本:北西4~6m

3本:北西6~9m

4本以上:北西10m以上

 

普段の釣行予報は、こういった視点で作成しています。

 

上の図は、日本列島に等圧線が6本かかってます。

北西風爆風で、釣りどころではありませんでした。

 

 

南高北低型

南に高気圧、北に低気圧。

それぞれの気圧の風向きを合わせると、南西になります。

太平洋の湿った空気を運ぶので、天気が悪くなりやすいです。

 

朝の時点では、等圧線もそこまで混んでいないので、釣りは可能でしょう。

 

この天気図の12時間後。

低気圧が日本列島に上がってきています。

この時点では、和歌山県は低気圧の右側に位置してます。

南風の強風で、大雨になる予報です。

 

和歌山県自体が、南風に対して遮るもの(山や、他府県)が無いので、波も出やすいし、風の影響も出やすいです。

 

 

そのまた12時間後。

今度は、和歌山県は低気圧の左側に。

低気圧は反時計回りの風。ということは、北西風です。

 

南風の後は、吹き返しの北西が吹く。というのは、これのこと。

 

 

 

高気圧と、低気圧の特性。

等圧線の状況。

 

この2つをなんとなく理解しておくと、釣行に役立ちます。

 

今回は天気図の見方の紹介でした。

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