冬のフカセ釣りで 「あたりが全くない…」 という時間は誰にでも訪れます。
しかし、これは 絶望ではなく“状況が読めていないサイン” にすぎません。
この記事では、
- 冬にあたりが出ない時の海の状態
- 釣れない原因の見極め方
- すぐできる対策
- 本命(グレ)がいない時の“次の一手”
- 初心者でも理解できるグレ釣りの基本
を、科学的視点と実釣経験を交えてわかりやすく解説します。
1. 冬のフカセ釣りで「あたりがない時」はどんな状態?
冬は水温が安定しにくく、魚の活性が極端に落ちます。 あたりが出ない時、海は次のいずれかの状態になっていることが多いです。
① エサ取りが完全に消えている(=水温低下)
- 付けエサが丸残り
- 撒き餌にも反応なし
- 表層に生命感ゼロ
これは 水温が急低下した直後 に起こりやすい。
② グレが浮いていない(=タナが合っていない)
冬のグレは 深場に落ちる傾向 が強い。 タナがズレていると、撒き餌と付けエサが同調しても食わない。
③ 潮が動いていない(=活性が上がらない)
- 仕掛けがまっすぐ落ちる
- 撒き餌が沈むだけ
- 風だけが強い
潮が動かないと、グレはほぼ口を使わない。
④ そもそも“本命がいない”
冬は群れが小さく、回遊ルートが狭い。 ポイント選びがズレると、一日中ノーバイト も普通にある。
2. あたりがない時の“最優先チェック”3つ
① 付けエサの状態を観察する
- 丸残り → 魚がいない or タナが違う
- 半分だけ齧られる → 小型のエサ取りがいる
- 皮だけ残る → グレが触っている可能性大
付けエサは“海の中のレポート”です。
② 撒き餌と仕掛けの同調を見直す
冬は潮が弱いので、同調がズレやすい。
- 撒き餌が沈むスピード
- 仕掛けの沈下速度
- ウキの浮力
- ハリスの長さ
これらが噛み合わないと、グレは食わない。
③ タナを深くする(冬はこれが最重要)
冬のグレは 1ヒロ深くするだけで釣れ始める ことが多い。
- 2ヒロ → 2.5ヒロ
- 2.5ヒロ → 3ヒロ
- 3ヒロ → 3.5ヒロ
深ダナ攻略は冬の鉄則。
3. 冬のフカセ釣り|すぐ効く“実践的な対策”
① ハリスを細くする(1.5号 → 1.2号 → 1号)
冬は視界がクリアで、魚の警戒心が強い。 細ハリスは劇的に食いが変わる。
② ガン玉を追加して沈下速度を調整
- 潮が動かない → G5〜G2を追加
- 仕掛けが浮く → 段打ちで自然に沈める
冬は「沈める技術」が釣果を左右する。
③ 付けエサをローテーション
- 生オキアミ
- むき身
- ボイル
- 練り餌(冬は特に強い)
グレは“その日の好み”がハッキリ出る。
④ 撒き餌の投入ポイントを変える
潮が弱い日は、撒き餌の帯が短い。 ウキの真上に撒く くらいでちょうどいい。
4. 本命(グレ)がいない時の“次の一手”
① 釣れる魚に切り替える
冬でも狙えるターゲットは多い。
| 魚種 | 特徴 | 狙い方 |
|---|---|---|
| アイゴ | 冬でも高活性 | 深ダナ、撒き餌多め |
| 木っ端グレ | 群れが小さい | 軽い仕掛けで表層〜中層 |
| 尾長の小型 | 冬でも回遊 | 早い沈下が有効 |
| チヌ | 冬は大型が出る | ゆっくり沈める |
「本命がいない=終わり」ではない。
② ポイント移動(横移動が効果的)
冬は “潮の当たる面” に魚が溜まりやすい。
- 風裏 → 風表へ
- 潮が当たらない面 → 当たる面へ
- 浅場 → 深場へ
10m移動するだけで状況が激変することもある。
③ 仕掛けを“完全にリセット”する
- ウキを変える
- ハリスを変える
- ハリを変える
- ガン玉を外す or 追加する
冬は「仕掛けの微調整」が釣果を生む。
5. グレ釣り入門|初心者が冬に釣るための基本
① 冬は“深ダナ”を意識する
初心者ほど浅く釣りがち。 冬は 深い=正義。
② 撒き餌と仕掛けの同調を最優先
グレ釣りの本質はここに尽きる。
③ ハリスは長め(2ヒロ〜3ヒロ)
冬は警戒心が強いので、長ハリスが効く。
④ ウキは小さく、浮力は弱く
- 00
- 0
- G2
- B
このあたりが冬の主役。
⑤ 付けエサは“沈下スピード”で選ぶ
- 生オキアミ → ゆっくり
- むき身 → 早い
- 練り餌 → 安定
状況に合わせて使い分ける。
まとめ|冬のフカセ釣りは“読み”がすべて。あたりがなくても絶望ではない
冬のフカセ釣りであたりがない時は、
- 魚がいない
- タナが違う
- 潮が動かない
- 仕掛けが合っていない
このいずれか。
しかし、 深ダナ調整・仕掛けの微調整・撒き餌の同調 この3つを徹底すれば、冬でもグレは必ず口を使う。
むしろ冬は、 「読みが当たった瞬間に爆発する」 そんな奥深さが魅力。

