10位:死んだ魚を水汲みバケツに放置する
釣れた魚をとりあえずバケツに入れて泳がせておくのは良いですが、死んでしまった
魚をそのままにしておくのは最悪です。
バケツの水温は外気温ですぐに上昇し、ぬるま湯状態になります。
死んだ魚をその中に入れておくのは、腐敗を加速させているのと同じです。
魚が腹を上に向けたら、すぐにクーラーボックスへ移しましょう。
9位:クーラーボックスの開け閉めが頻繁
魚が釣れるたびにクーラーボックスを全開にしていませんか?
冷気は下に逃げる性質があり、蓋を開けるたびに保冷効果がガクンと下がります。
特に夏場は致命的です。
魚を入れるための投入口がついたクーラーを使うか、素早く出し入れする工夫が必要です。
8位:地面に「ビタン!」と叩きつける
釣り上げた魚をコンクリートや磯の上に放り投げていませんか? 魚の身は非常にデリケートです。
衝撃で身割れ(身が裂けること)を起こしたり、内出血をして血が回ったりします。
優しく扱うことが、美味しく食べるための第一歩です。
7位:クーラーボックスへの詰め込みすぎ
大漁は嬉しいですが、氷の量に対して魚が多すぎると、全体が冷え切りません。
魚同士が重なり合い、中心部分の温度が下がらない「蒸れ」の状態になります。
魚の量に見合った十分な氷を用意するか、入り切らない分はリリースする勇気も必要です。
6位:内臓やエラを傷つけたまま放置
針を飲み込まれて無理やり外した際、エラや内臓を傷つけて出血させてしまうことがあります。
内臓やエラは消化酵素や細菌が多く、そこから腐敗が一気に進みます。
傷つけてしまった魚は、後回しにせず、その場ですぐに内臓処理をして冷やすのが鉄則です。
5位:魚に氷を直接当てる(氷焼け)
「冷やせばいい」と思って、魚の身に直接氷や保冷剤を当てていませんか?
氷に触れている部分だけが凍ってしまい、細胞が破壊される「氷焼け」を起こします。
焼けた部分は色が変わり、食感もボソボソになって味が落ちます。
魚は新聞紙やビニール袋に入れ、氷に直接触れないようにしましょう。
4位:真水(水道水)で洗ってそのまま保存
海水魚の体液は塩分を含んでいますが、真水は塩分ゼロです。
真水に浸けたままにすると「浸透圧」の違いにより、魚の細胞内に水分が入り込んでしまいます。
結果、身が水っぽくブヨブヨになり、うまみも流れ出してしまいます。
真水で洗うのは、調理する直前が基本です。 現地で洗うなら必ず海水を使用しましょう。
3位:血抜き後の「血溜まり水」に漬けっぱなし
血抜きのためにバケツの水に魚を入れたまま、長時間放置するのはNGです。
吐き出した血が混ざった水は、雑菌の温床であり、生臭さの塊です。
さらに水温も上昇しやすいため、魚が自身の血の臭いを吸収してしまいます。
血抜きが終わったら、速やかに水から上げて冷やしましょう。
2位:生きたままクーラーボックスに入れる
「生きていた方が新鮮だろう」と、氷水の中に生きた魚を放り込むのはやめましょう。
魚は急激な冷たさに驚いて激しく暴れ回り、ストレスを感じます。
これにより、うまみ成分の元(ATP)を浪費し、さらに体温上昇で身焼けの原因にもなります。
必ず「締めて」動きを止めてから冷やすことが重要です。
1位:釣った魚を暴れさせる
堂々のワースト1位は、やはり「暴れさせること」です。
釣り上げてから写真を撮るために放置したり、針を外すのに手間取ってバタバタさせたり。
この数分間で、魚のエネルギー(ATP)は枯渇し、疲労物質(乳酸)が溜まって味が激減します。
どれだけ高級なクーラーボックスを使っていても、暴れさせた魚の味は戻りません。
「釣れたら即締め」が、釣り人の常識であり、美味しさの絶対条件です。
まとめ
釣り魚を不味くする原因は、ほとんどが「温度管理」と「締め方」のミスです。
-
暴れさせずに即締める
-
真水や氷に直接当てない
-
キンキンに冷やして持ち帰る
この基本を守るだけで、スーパーの魚とは比べ物にならない「本物の美味しさ」に出会えます。
せっかくの釣果、最高の状態で味わい尽くしましょう。

