大アジ。
尺アジ。
脂の乗った極上のアジ。
このクラスのアジは、
釣った瞬間がピークではありません。
正確に言えば、
釣った後、10秒以内にどう動いたか
ここで、
そのアジの一生の味が決まります。
なぜ「大アジ」ほど活締めを急ぐべきなのか
小アジと大アジ。
同じアジでも、
体内で起きていることはまったく違います。
大アジは
・筋肉量が多い
・脂質が多い
・血合いが発達している
この条件がそろっています。
つまり、
暴れたときのダメージが圧倒的に大きい魚
それが大アジです。
釣った直後10秒間に起きていること
大アジは、
釣られた瞬間から
全力で暴れます。
この10秒間、
体内では次の現象が同時進行しています。
・筋肉運動による乳酸の急増
・ATP(旨味の元)の大量消費
・血液の全身循環
・体温の急上昇
この時点で
活締めが入るかどうかで、
結果は決定的に分かれます。
10秒以内に活締めした大アジ
10秒以内に
スパッと活締めすると。
・無駄な暴れが止まる
・乳酸の発生を最小限に抑えられる
・ATPを温存できる
・血抜きが効く
結果として、
・身に張りがある
・甘みが強い
・臭みが出にくい
・熟成にも耐える
**「別格のアジ」**になります。
60秒後まで放置した大アジ
一方で、
釣れてから60秒。
写真を撮る。
仲間と話す。
バケツに入れる。
この1分間、
大アジは暴れ続けています。
すると、
・乳酸が溜まりきる
・ATPを使い切る
・血が身に回る
・体温が上がる
結果、
・身は硬い
・旨味が伸びない
・水っぽい
・後味が悪い
見た目は同じでも、味は別物
になります。
なぜ「60秒後には違う魚」なのか
理由は単純です。
大アジは、
暴れるほど自分で自分を傷める魚
だからです。
小アジなら
ダメージが表に出にくい。
しかし大アジは、
・筋肉量
・運動量
・代謝
すべてが大きいため、
短時間で限界を超えます。
その境界線が、
おおよそ60秒です。
大アジを釣る人ほど差が出るポイント
大アジを狙う釣り人は、
タックルも
技術も
知識も
すでに高い。
だからこそ、
最後の差はここです。
釣った後、10秒で締められるか。
ここを守れる人だけが、
「本当に旨い大アジ」を
持ち帰れます。
大アジ活締めの基本動作
理想は、
・釣れたらすぐ
・魚を暴れさせない
・迷わず脳締め
・すぐ血抜き
・即冷却
写真は後。
計測は後。
締めが最優先。
まとめ
・大アジは釣った後10秒が勝負
・60秒後には体内は別の状態になる
・暴れさせるほど旨味は失われる
・早い活締めで味の伸び代を守れる
・大アジほど「釣った後」で差が出る
大アジは、釣れた時点ではまだ完成していません。
10秒で完成させるか、60秒で台無しにするか。
その選択をするのは、釣り人自身です。

