「アジの干物」と聞いて、どんな味を思い浮かべますか。
もしかしたら、少しパサついた身や、塩辛いだけの味を想像するかもしれません。
しかし、それは本当においしいアジの干物ではありません。
その干物、何回冷凍されましたか?
実は、アジの干物の味は「冷凍回数」によって大きく変わります。
スーパーなどで見かける安価な干物は、何度も冷凍と解凍を繰り返していることが少なくありません。
このプロセスが、干物の品質を著しく低下させます。
なぜ冷凍で味が落ちるのか
- 旨味成分の流出.アジの身の中にある旨味成分は、細胞の中に閉じ込められています。しかし、冷凍されると細胞内の水分が膨張し、細胞壁を壊してしまいます。解凍する際に、この壊れた細胞から水分と一緒に旨味成分が流れ出てしまうのです。
- 食感の劣化.細胞壁が壊れることで、身がパサパサになります。焼いたときに水分が抜けてしまい、しっとりとした本来の食感が失われてしまうのです。
究極の味に出会うには「未冷凍」
もしあなたが、今まで食べたことのないようなおいしいアジの干物を探しているなら、「一度も冷凍していない」ものを選んでみてください。
未冷凍の干物は、アジ本来の旨味がぎゅっと凝縮されています。
身はふっくらとしていてジューシー、一口食べればアジ本来の豊かな風味が口いっぱいに広がるでしょう。
それは、まるで獲れたてのアジを食べているかのような、驚くべき体験です。
おいしい干物を見分けるポイント
- 「未冷凍」「一夜干し」 などの表示を確認する
- 色つやが良いものを選ぶ。身の色がくすんでいないか
- 身がふっくらしているか触って確認してみる(店頭で可能なら)
本物の干物のおいしさを知れば、きっとあなたの食卓はもっと豊かになります。


